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自然治癒することもある?口唇ヘルペスっていったいどんな病気?

緑のカプセルと花

単純ヘルペスウイルスは大きくわけると1型と2型に分けることができます。性器に水ぶくれ症状を発生させる性器ヘルペスに対して、主に顔面の口唇やその周辺に患部を形成するのが口唇ヘルペスになります。

単純ヘルペスウイルス2型が原因となりますが、性器ヘルペスが腰周辺の神経節に生息しているのとは異なり、顔面の三叉神経に生息する傾向があります。三叉神経は顔面からその周辺に向かって伸びている神経で、顔の各部位の機能を司る役割を担っている神経です。免疫機能が正常なレベルで維持されている限り、休眠状態にとどまっていますが疲労や風邪にかかるなどの免疫機能が低下することをきっかけに活動を再開し増殖してきます。

三叉神経が支配する領域であればどこにでも症状が発生する可能性がありますが、一番症状が頻発するのは口唇周辺です。患部が口唇などに集中する傾向にちなんで口唇ヘルペスの病名がつけられていますが、水膨れなどのヘルペスの典型的な病態は口唇やその周辺が大半を占めているわけです。

性器ヘルペスと異なり、性行為を主な感染経路としていません。性行為の機会を持たない乳幼児などでも症状が出現することがある事実に照らしても、性感染症の色合いが薄いのは明らかです。口唇ヘルペスの主な感染経路は、燃焼時期の子育ての段階で感染している親との接触が主な経路と考えられています。初回感染では無症状で経過することが多いのも特徴で、初回感染で重症化するともある性器ヘルペスとは大きく異なります。そのため成人期以降で発生するのは、年少児期に感染した口唇ヘルペスの再発であることが多いとされているほどです。

口唇ヘルペスの治療は性器ヘルペスと同様に、ゾビラックスやバルトレックスなどの抗ウイルス薬の服用などですが、自然治癒することも珍しくないのが特徴です。風邪で発熱するなど全身状態が悪化した時に、口唇ヘルペスを合併することが多いですが、風邪症状が沈静化するのと時期を同じくして自然治癒することも多いようです。

もっとも水膨れやピリピリした痛みなどが落ち着いても、ウイルス自体が体内から完全に排除されたわけではないので、全身状態が悪化し免疫機能が低下するとしばしば再発を繰り返します。症状自体も性器ヘルペスに比べると軽いレベルで推移することも多いですが、自然治癒するまでの期間を早めるには抗ウイルス薬の投与は効果的です。口唇ヘルペスを胃h志度経験した方は、治療薬を常備しておくのをお勧めします。

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